もらいもので遊ぶ

廃棄処分になるはずだった中古のノートPCをもらった。

9年モノのDynaBook Satellite 2250 SA60C/4、モバセレ600Mhz・RAM64MB・Windows98SE入り。
メモリ増設・HDDからCFカードへの換装・Linux導入という中古パソコン復帰の常套手段をありあわせのものでやってみる。
まずは電源を入れる。
いきなりかよ…

Linux専用機にするならここでHDDを引っこ抜くところだが98SEも残したいので”Z:VVINESD.386”を調べる。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb%3Bja%3B882923
こういうことなのでセーフモードからregeditで該当レジストリを削除する。

再起動したらデスクトップまで行けた。

オンボードRAMだけではモッサリしているのでさらに64MBを仕込む。
キーボードの上の細長い部分を取る→キーボードを固定するネジを外す→キーボードを裏返して下のLANユニットを外す→メモリスロットにアクセスできる。

増設できたのを確認する。セーフモードに深い意味はない。


ここでLinuxディストリビューションを選んでおく。これぐらいのスペックのパソコンならPuppyLinuxがちょうどいい。ライブCDで起動できることを確認した。ちょっと古いPuppy4.1.2。


HDDがいつ逝っても不思議でないので換装する。HDDのCドライブは10GB、引越し先のCFは4GBなのでCドライブを縮めないといけない(1/9追記:TrueImageで復元する時にサイズを調節できるのでこの作業は無駄だった)。98SEとPuppyのデュアルブートを予定しているのでPuppyのGPartedで2.5GBぐらいに縮小し、残りをPuppyのパーティションなどに割り当てる。

縮小し終わったらAcronis TrueImage LEでCD起動してHDDイメージ作成→HDDを外してCFに付け替え→TrueImageでイメージ復元。
トランセンド133倍速・4GBと「宇奈根」。


98SEの起動を確認したのでPuppyLinuxインストールの準備。GPartedで1GBをインストール先としてext2でフォーマットし、残りの領域をlinux-swapと予備領域とに割り当てる。

(11/30追記:swapパーティションは削除した。swapパーティションへの書き込みを繰り返すとCFの寿命が縮む。普段swapoff、必要に応じてswaponするつもりだったけどswaponすべき局面はそうないはずなので。)

予備領域を作ると使い込んでも速度劣化しないということで空けておく。4GBのうち60MBほどで効果あるんか?と思わんでもないが、これ以上取れない。

ユニバーサルインストーラーで「内蔵IDE/SATAフラッシュドライブ」を選んでインストール開始。HDDへのインストールの場合と違ってFull/Frugalの選択ダイアログが出ない。ライブCDの内容をコピーするので一種のFrugalインストール。終盤に「syslinux.cfgにpfix=copyを書くか?」と訊かれる。それにしてもオレンジ地に白抜き文字は見にくい。



"pfix=copy"パラメータで起動時にpup_412JP.sfsをRAMにコピーする。RAMへのpup_xxx.sfsコピーはHDDへのFrugalインストールの場合は指定せずとも行われる動作。デバイスへのアクセスを減らせる利点があるが、ダイアログの但し書きに「RAM256MB以上ならお勧め」「RAMが足りなければコピーしないよ」とある。ダメ元で"pfix=copy"を指定したが、起動時コピーは案の定しなかった。というか"cannot stat"〜ですでに蹴られた?しかし文字化けの所は何だよ…

GRUBもインストールする。インストール先にMBRを選択しないと起動できない。いつになったら「たぶん危険」でなくなるんだよ…。あとmenu.lstの編集で"pmedia=ideflash"と起動デバイスを指定すると立上りが多少速くなるはず。

作業終わりの図。98SEはもっと削ってからコピーすべきだった。しかしブサイクなパーティションの切り方だな。キャプチャーも微妙に失敗してるし。


CFに換装しても98SEの動作は大して軽くならなかった(Puppyのサクサク感はさすが)。CF自体の性能とかマシンのいろんな所のボトルネックのせいだろう。一番の理由は自分の乏しいスキルと知識。普通に使えればいいです。